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熱中症の死傷者、過去最多 25年労働災害

6月11日
読了時間: 2分

労災の死亡は最少更新

厚生労働省は5月27日、2025年に全国の職場で発生した労働災害と、熱中症の発生状況(確定値)を公表した。職場での熱中症による死傷者(死亡者と休業4日以上)は全業種合計で1803人。統計を取り始めた2005年以降で最も多かった。一方、労働災害による全産業の死亡者数は700人で、昨年に続き過去最少となった。

交通誘導警備員3人死亡

警備業の熱中症による死傷者は前年比57人増の199人で、厚生労働省が公表している業種別死傷者数を確認できる2010年以降で最多となった。死亡者数は3人で、前年比1人増だった。

死亡災害はいずれも屋外での交通誘導警備業務中に発生。6月に70歳代男性が道路工事の交通誘導中、休憩後にふらついて倒れ、搬送後に死亡した。7月には50歳代男性が工事現場で交通誘導中に体調不良を訴え、現場を離れた後に倒れて死亡。別の70歳代男性も建設現場で一般車両の誘導中に倒れ、搬送後に死亡した。

21年以降の5年間では、警備業の死亡者数は18人で、建設業の52人に次いで多かった。

全産業計での熱中症による死傷者数は前年比546人増の1803人。業種別では製造業が365人で最も多く、次いで建設業292人、商業237人、運送業220人だった。死亡者数は19人となり、前年比12人減少。業種別では建設業が5人で最多だった。

月別の死傷者数は7月が718人で最多、8月が583人で続き、7、8月の2か月で全体の約72%を占めた。死亡者も7月が12人、8月が3人で、7、8月に全体の約79%が集中した。

年齢別では、死傷者は50歳代以上が全体の約52%、死亡者は50歳代以上が約84%を占めた。

警備業、死傷2360人

警備業の労災による死亡者数は24人(前年比4人減)。死傷者数は2360人(同272人増)。同省の統計で確認できる1988年以降で最も多かった。死亡災害を事故の型別でみると、「交通事故(道路)」が13人で最多だった。次いで「墜落・転落」5人、熱中症などの「高温・低温物との接触」3人、「激突され」2人と続いた。

死傷者を事故の型別でみると、「転倒」が1020人で最も多く、全体の4割超を占めた。次いで「交通事故(道路)」296人、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」245人、「墜落・転落」243人。

死傷者2360人のうち、60歳以上は1345人と全体の57.0%を占めた。内訳は60〜64歳が309人、65〜69歳が313人、70〜74歳が348人、75歳以上が375人だった。

全産業計の労災死傷者数(新型コロナ罹患を除く)は13万5333人で、前年比385人減となった。業種別の死亡者数は建設業が214人(前年比18人減)で最も多く、製造業115人(同27人減)、陸上貨物運送事業80人(同28人減)。

業種別では製造業が2万6371人で最多。次いで商業2万3128人、保健衛生業1万9291人だった。

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