特集ワイド 新任専務理事の抱負
10都県警備業協会
2026年度、10都県の警備業協会で新たな専務理事が就任した。警備業界が数々の課題に向き合う中、課題克服を視野に協会活動の“要(かなめ)”として各種事業のさらなる推進に取り組む10人の新任専務理事に抱負を聞いた。全国警備業協会の黒木慶英専務理事からは「歓迎メッセージ」が寄せられた。
東京・吉田知成氏
歴史と伝統ある東京都警備業協会の一員に加えていただきましたことに大変大きな喜びを感じておりますとともに、専務理事という責任の重さに身の引き締まる思いでいっぱいです。
昨今の警備業を取り巻く環境に目を向けますと、人材確保対策、適正取引の推進、労働環境問題、災害時対応、DX化など課題は山積しておりますが、引き続き、会員各社の皆さまと更なる連携を図り、現場で働く警備員のために何が必要なのか、何ができるのかを丁寧に考えながら、微力ですが警備業の健全な発展と社会公共の安全、安心のために汗をかいてまいります。
茨城・渡辺恭秀氏
5月の通常総会をもって専務理事として就任しました。会員企業の皆さまが各種業務に日々奮闘されている姿に接し、改めて責任の重さを痛感しております。
警備業界を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にありますが、専務理事としての責任が果たせるよう日々自己研鑽に努めるとともに、協会役員、各種講習講師、会員各位とのコミュニケーションを大切にしながら、特別講習等の教育事業をはじめ各種事業を着実に推進し、生活安全産業としての確固たる地位を確立できるよう取り組んでまいります。
栃木・平山信行氏
安全で安心な栃木の街づくりのために、協会会員の皆さまとともに、警備業務の高度化、さらなる質の向上、地域社会への貢献、次世代を担う人材の育成などを推進することにより、警備業の社会的地位の向上と質の高い警備サービスの提供につなげていきたいと考えています。
「人を守り街を守り暮らしを守る」を基本理念として、県警察をはじめ関係機関・団体との連携をより一層強化し、「栃木の未来を守る」協会活動に全力で取り組んでまいります。
群馬・田中晶氏
4月に群馬県警備業協会に採用され、改めて警備業は地域の安全安心な社会を築く上で重要な役割を果たしていることを感じているところであります。
しかしながら、警備業界は深刻な労働者不足に陥っており、この問題解決には会員各社と連携を深め、一丸となって対応していかなければならないと痛感し、そのために協会が果たす役割は非常に重要であると思っています。警備業界を取り巻く環境は厳しいと思われますが、専務理事として真摯に取り組み、警備業界の発展と警備員の地位向上のために尽くしてまいります。
新潟・大島雅之氏
当初は戸惑うことも多く、不安な日々を送っていました。4月に関東地区警備業協会連合会の総会が開催された時に、先輩方から「1年経てば慣れるよ」と励ましをいただいて、2人の当協会職員と協会役員の方々に相談しながら業務を進めています。
全国警備業協会の皆さまや関東地区連の皆さま等のご指導をいただきながら、新潟県警備業協会と県内の警備業の更なる発展に向けて、少しでも寄与できるよう努めたいと思っています。よろしくお願いします。
兵庫・堀井昭彦氏
当協会に身を置き、常々感じておりますことは、警備業界は、今や国民生活の安全安心に不可欠な「生活安全産業」であり、期待やニーズがますます高まっている一方で、警備員の人材不足など、業界が抱える課題も多くあるということです。
業界を取り巻く環境は厳しいものがありますが、過去には各業界に多大な影響を及ぼしたコロナ禍がありました。その危機を乗り越えた、協会方々の知見に習い、新たな課題に対しましても、皆さまと手を取り合い、微力ではございますが協会発展のため力を尽くしてまいる所存です。
奈良・今谷政昭氏
警察退職後、警備会社の指導教育責任者として選任された経験もありますが、今般、専務理事という重責を仰せつかることとなり、身の引き締まる思いです。現在、警備業界は、慢性的な人手不足とコスト増、DX化への対応等の喫緊の課題に直面しています。一方、警備業は安全・安心を支える社会インフラであり、果たす役割はますます重要となっています。専務理事として、会員企業の皆さまの声に真摯に耳を傾け、適正取引の確保、処遇改善に向けた支援等、業界の地位向上と持続可能な発展のために尽力してまいります。
和歌山・﨑口忠氏
警察本部に在任していた当時は、警備業の担当補佐、担当課次席としても警備業界に携わらせていただきました。
串本警察署在任中、管内で交通誘導をされていた警備員さんが、車両に衝突されるという痛ましい交通事故がありました。
警備に従事中の警備員さんの命を守るのも、やはり安全教育だと思っています。
協会として、そのような事故をなくせるよう、会員さまの協力を得ながら安全教育を一層推進していくとともに、警備業界の更なる発展のため貢献したいと思っています。
山口・福永紀晴氏
3月に県警察を退職し、県警備業協会に採用していただき、4月から特別講習が始まり、慌ただしく日々が経過しました。5月末の定時総会をもって専務理事に就任しましたが、責任の重さを痛感しているところです。
最近の警備業界を取り巻く情勢は、警備人材の不足・高齢化、適正価格転嫁の促進、DX化への転換等、課題山積ではありますが、専務理事として県内の警備業界の更なる発展に寄与できるよう微力ながら尽力してまいります。県警備業協会役員、加盟員、講師の皆さま、よろしくお願いいたします。
沖縄・沖山秀彰氏
2019年10月、沖縄のシンボル「首里城」が大火災で燃え尽きた時、事件事故担当者として現場で指揮を執っていた。退職後は首里城の指定管理者の下、消防訓練担当者として「二度と火災は起こさない」を念頭に警備員と汗をかいてきた。
警備業協会に勤務し特別講習講師の方々、受講者の姿勢に接し首里城の警備員に勝るとも劣らない熱いものを感じる。事務所の壁に「社会公共の安全安心」の垂れ幕がある。経験豊富な職員と連携を密にし「社会の安全と安心を守る警備業協会」の一翼を担う存在として尽力していきたい。
全警協・黒木慶英専務理事 歓迎メッセージ
全国の新任専務理事の皆さま方におかれましては、専務理事ご就任、誠におめでとうございます。私からは、歓迎の言葉を兼ねて各県警備業協会の専務理事として心掛けていただきたいことについて2点ほど申し上げたいと存じます。
第1点目は、「専務理事としての役割」についてです。
協会の果たすべき最大の役割は、警備員の資質の向上を図ることによって、警備業の健全な発展を目指し、その結果として警備業の社会的地位を高めることです。そのためには、特別講習等の教育事業をはじめ、各種事業を的確に推進していくことが肝要です。これら事業について、中心となって着実に実行していくことが、専務理事である皆さま方の最大の役割でもあります。
皆さま方におかれましては、現職時代に培われた知識・経験をもとに、強いリーダーシップを発揮され、業界の更なる発展に向けてご尽力いただきたいと存じます。
第2点目は、「コミュニケーションの重要性」についてです。警備業界には、さまざまな問題が山積しており、警備業の健全な発展のためには、協会活動の一層の活性化が求められています。協会活動が活性化するか否かにつきましては、ひとえに皆さま方専務理事の動き方一つにかかっていると言っても過言ではないかと存じます。皆さま方におかれましては、各協会の会長をはじめとした役員、特別講習の講師、加盟員、事務局職員等とよくコミュニケーションをとっていただき、警備業に対する理解を深め、何事にも前向きに取り組んでいただきたいと存じます。
縷々申し上げましたが、皆さま方におかれましては、縁あって、この業界に入ったわけでありますので、この縁を大切にしながら、私ども全警協とともに手を携えながら警備業の健全な発展に寄与していただくことを切に願っております。
皆さま方の今後ますますのご発展とご健勝を祈念して、私からの歓迎のあいさつとさせていただきます。


