top of page

7月11日号 警備業ヒューマン・インタビュー

7月11日
読了時間: 4分

増田敦士さん(ニッツウ警備保障 代表取締役社長)

現場の隊員が一番大切

<<7月1日に社長に就任しました>>

中野滋夫前社長が会長に就任し、体制の強化のために私が社長に就くことになりました。責任の大きさを強く感じています。中野会長が長く大切にしてこられた「警備員ファースト、従業員ファースト」の考え方をしっかり受け継いでいきたいと思います。警備員と内勤者の距離が近い会社で日頃からコミュニケーションが取りやすいので、そういった良いところを守って、任された役割に応えていきたいです。

<<異業種から警備業界に入られました>>

警備業界に入ったのは2019年です。それまではイベントの司会業をしていました。きっかけは警備会社・シンリュウ(兵庫県宝塚市)の納会で司会をする機会があり、当時の会長と社長から声を掛けていただきました。本当にご縁です。入社後は警備業のルールや現場の動きを研修や実務を通じて覚えていきました。

入社から約半年で大阪支店で課長にしていただき、その取り組みを評価いただいて24年にシンリュウグループの警備会社・アスウェル(兵庫県西宮市)で代表を務めることになりました。ただ、代表になったタイミングで100人いた警備員が40人まで減って、売上も半分以下になる厳しい状況でした。特にイベント警備を多く手掛けていたので、人を集め、現場を回して会社を立て直すため、できることを全部やりました。私も警備の現場に出ました。最初の1年は本当に大変でした。

そうした困難の中でも一緒に頑張ってくれる若い社員がいました。社員が「頑張ろう」という雰囲気になってくれて、少しずつ隊員を増やすことができました。印象に残っているのは大阪府枚方市での花火大会の現場です。80人ほどの隊員が一斉に警備服に着替えている姿を見た時、代表就任当初の厳しい状況から1年半で「ここまで来ることができた」と感じました。2年目には大阪・関西万博にも警備員を出させていただき、会社を軌道に乗せることができました。

<<隊員とはどのように接していますか>>

現場で働く隊員が一番大切です。現場があって会社があります。自分が現場に出たことで隊員との距離が縮まりました。大事にしたいのは隊員とのキャッチボールです。巡察などを通じて隊員の声を聞いています。隊員には常に「意見を言ってほしい」と伝えています。不満がたまって、現場がネガティブな空気になると、会社全体の雰囲気も悪くなります。会社への意見を上げてもらえれば、改善しやすいです。いろいろと意見交換をしていきたいです。

<<毎日の業務で大切にしていることは>>

「安全第一」です。警備業は社会的な意義がある仕事です。だからこそ、自分自身の安全を確保することが大切です。交通誘導警備でいえば、いつでも危険を回避できる姿勢を取りながら現場に立ってほしいです。隊員が無事に現場を終えて、次の現場に向かえることが、会社にとっても一番大切です。警備員として責任を果たすため、まず自分が安全でいることを強く意識してほしいです。

<<神奈川警協川崎支部の幹事と広報委員にも就任しました>>

前任の中野会長が長く務めてこられた役割ですし、協会支部で幹事を務めるのは初めてです。幹事就任は正直、驚きました。川崎支部は会員同士の距離が近いと感じます。総会や懇親会のほか、多摩川の美化活動にも多くのメンバーが集まります。深谷彰宏支部長(カナケイ)をはじめ、幹部の皆さんが川崎の警備をより良い方向に持っていこうと考えています。その中で、できる限りお手伝いできればと思います。

<<今後はどのような取り組みに力を入れますか>>

今は交通誘導警備が中心ですが、イベント警備を強化したいです。イベント警備業務は、若い人が取り組みやすい分野であり、警備業を知ってもらう入り口にもなります。現場で経験を積むことで、警備の仕事の面白さや大切さを感じてもらいたいです。

教育面では基本的な教育に加えて、若い社員の意見を聞いて、現場で役立つ内容を考えてもらっています。技術向上のために意見を出すのは良いことです。現場の声を教育に生かし、実際の仕事に役立つ形にしています。

<<今後の警備業界をどのように見ていますか>>

これから労務単価も上がっていくと思います。警備会社も働き方を、さらに考えていかなければいけません。休む時はきちんと休み、仕事をする時はきっちりやる。そのために適正な契約単価があって、適正な給与があって、会社が成り立つという考え方が大切です。そして現場で働く人が誇りを持てる環境をつくる必要があります。

目指すのは、隊員が安心して働ける会社です。現場で働く人が会社の力です。「警備員ファースト、現場ファースト」を基本に、隊員と向き合いながら、川崎の地域に貢献できる会社を目指します。

ニッツウ警備保障 設立:1993年9月 代表取締役社長:増田敦士 本社:神奈川県川崎市多摩区登戸新町13ー2 業務:1号・2号警備 登録隊員数:150人

ヒューマン・インタビュー

2026年7月11日号

関連記事

keibi_rogo.png

注目ニュース

警備業全国安全衛生大会

2026年7月11日号

keibi_rogo.png

視点

女性活躍

2026年7月11日号

keibi_rogo.png

注目ニュース

「最賃」議論スタート

2026年7月11日号

keibi_rogo.png

特集

特集ワイド 進化する「給与前払い」

2026年7月11日号

keibi_rogo.png

注目ニュース

オンラインセミナー」開始

2026年7月11日号

警備業界の
最新情報をお届けします

今すぐ申込
bottom of page