趣向凝らし警備アピール
更新日:8月20日
長野警協 AIチラシ
「人材確保」は今や、警備業の最重要課題だ。ハローワークなどで求職者が手に取るチラシやパンフレットの作成は大切。各県警備業協会は趣向を凝らし、会員企業の人材確保を支援している。
長野県警備業協会(竹花長雅会長)は、パソコンの生成AIツールを活用して警備業を広報するチラシを作成した。協会ホームページで3月3日から公開している。
生成AIは、指示に基づいて文章や画像などを作り出す人工知能だ。作成したのは松下佳弘専務理事。きっかけは長野労働局からの問い合わせだった。
同労働局では、厳しい人手不足に直面する警備、建設、運輸、医療、介護などの職種を対象とする「人材確保・就職支援コーナー」をハローワーク長野、松本などに設置している。同局から、求職者に向けて協会名の入ったチラシについて問い合わせを受け、松下専務理事は生成AIを使うことを思い立った。
AIに「警備員、募集」などの文言を入力したところ、チラシ素材となる警備員のイメージ画像とキャッチフレーズ「警備員になろう! はじめての警備でも、しっかり支える職場です」が生成されたという。
チラシはハローワークに置かれ、協会ホームページからもダウンロードが可能だ。会員からは「採用活動に活用したい」などの感想が寄せられている。
松下専務理事は「生成AIの利点は、経費がかからずにスピード作成できることです」と話している。
宮城警協 漫画パンフ
宮城県警備業協会(氏家仁会長)は、ハローワーク仙台の建設・警備・運輸分野の専用フロアに「警備業で働こう」と題する求職者向けのパンフレットを置いている。石巻・塩竈・古川の各ハローワーク、自衛隊駐屯地や自衛隊援護協会などにも置いて周知を進めている。
パンフは昨年の「警備の日」活動として協会の青年部が企画したもので、施設警備の仕事、交通誘導警備の仕事について、親しみやすい漫画で紹介しているのが特徴だ。1000部を作成し、11月から3月にかけてハローワークに700部、自衛隊援護協会に300部を配布した。
青年部・早坂好行部長(ゴリラガードギャランティ)は「『警備業協会』としてアピールすることで、警備業に関心を持つきっかけになってほしい」と期待を寄せている。
漫画は2023年に制作。登場するキャラクターは、高校の警備員を務める青年・ユウと建設現場の交通誘導警備に従事する女性・ナナ。ユウは「誰かに必要とされるこの仕事が好きだ」、ナナは「警備は誰かの人生や笑顔を守ることにつながっていると思う」などと魅力を話す。施設警備における巡回や鍵の管理、交通誘導警備の仕事を説明。漫画に加え「警備のお仕事Q&A」、会員企業の社員による「注目ポイント」などを掲載している。


